This pageチベット仏画の魅力 TOP
チベット仏画の特徴
チベット仏画は、長いチベット仏教の歴史の中から生み出されてきた美術品で最近買い求める人も多く、人気となっています。チベット仏画は「タンカ」とも呼ばれ、古代中国で描かれていた仏画が「ダング」と発音されていたことからその後チベットに入った際に変化し、「タンカ」と呼ばれるようになったのがきっかけです。
チベット仏画には、7種類の尊格と呼ばれる人物像が描かれています。尊格は、宗派の開祖として尊敬される祖師(ラマ)、チベットではイダムと呼ばれる守護尊、日本の仏画でも描かれている菩薩や如来、女性の姿をした女性尊があります。更に、日本仏教でいう十六羅漢と同じ羅漢、日本仏教でいう毘沙門や弁財天にあたる護法尊も挙げられます。チベット仏画では、主に仏がパートナーの女性を抱いた形で表現された父母仏や、動物に乗った状態で表される仏画が多いのが特徴です。
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また仏画は真ん中に大きく本尊が描かれ、仏画の上下や左右に対称となるように尊格が描かれているのが一般的なスタイルです。7種類の尊格はどれでも本尊として描くことができ、本尊とゆかりのある尊格が仏画の上のほうに描かれることが多いです。仏画の下の部分には比較的地位が下の尊格である護法尊などが描かれます。
チベット仏画は、赤やエメラルドグリーン、オレンジや黄色など鮮やかな色彩を用いて絵が描かれているのも特徴です。チベット仏画は日常の慌しさを忘れ、心に落ち着きを取り戻し生きる活力を与えてくれます。
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チベット仏画の歴史と作り方
チベット仏画の歴史は、古く6世紀にまで遡ります。6世紀初頭にチベットの王が中国、ネパール出身の2人の妻を持ち、仏教を取り入れ各国の仏画がチベットにもたらされたのがチベット仏画の始まりだと言われています。その後13世紀にはインド様式の優雅で華やかな色彩の仏画が描かれるようになり、14世紀になるとネパールとインド様式を融合した躍動感あふれる仏画へと変化し、更に水墨画のような優雅な中国の様式も取り入れられるようになります。
15世紀からは、中国とネパール、インドの様式を全て融合した様式へと変わっていきます。更に、16世紀になると描写に立体感がでて複雑化し、チベット各地で異なった様式が用いられるようになります。17世紀が仏画の全盛期で、更に絵に細かな描写が加えられるようになり、ぼかしの技術や遠近法などが使われ始めます。18世紀、19世紀になると絵のタッチが磨かれ、現実性のある描写が見られるようになり、ダイナミックな表現が現れる現在のスタイルが確立されます。
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またチベット仏画の製作は、手がこんでいるので時間がかかります。まずは、キャンパス作りから始まります。綿などの織物が土台となり、そこに白亜という石灰岩の一種と動物から採るゼラチン状の膠を塗布して乾かし、表面を平らにするために削ります。そして、木でできた枠にキャンバスを糸で装着したら下絵にとりかかります。本尊や周りに描く尊格の大きさの割合や宗派別の規則が決まっているので、これに従って描く必要があります。
次に彩色にはいりますが、膠と石の成分を混ぜた顔料を使用して塗っていきます。最後に一般の絵画だと作者の名前をサインすることが多いのですが、チベット仏画の場合はサインはありません。
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チベット仏画の購入法
元々チベット仏画は、チベット仏教の信者が教えを信仰するために用いられてきました。またチベット人は、法要を行う際に用いることがあります。しかし、その豊かで優美な色調と繊細な描写に惹かれ、芸術的価値を重んじて購入し飾るという人も増えたので、より身近にチベット仏画を感じられるようになりました。チベット仏教の教えを理解するのも大切ですが、見ていると心が癒されるなど芸術性の高い鑑賞用の絵画として購入することもできます。
完成した仏画は、キャンバスの外は黒色、内側は金色や赤色の錦で飾られ、更に外の煙などから絵を守るために金色の布と、風で飛ばないようにするために紐がつけられています。とても丁重に扱われていることからも、チベット仏画はとても価値が高いものであることが分かります。
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チベット仏画は絵画を扱うお店や展示会、ネット通販など購入できる場所が多いので、比較的簡単に手に入るようになりました。
仏画の大きさや使用されている顔料の種類、絵の洗練さなどにより価格が異なります。大きくなるにつれて、また顔料に金やトルコ石などの天然石が使用されていれば値段は高くなります。また、お店によっては希望の大きさや色彩のものを取り寄せてもらえる場合もあります。数千円から高いものだと数十万から数百万円するものもありますが、現地に住む知り合いなどから直接仕入れているようなお店だと通常の日本で売られている相場よりもかなり安く手に入る場合があります。
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